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新機種 S100: エントリーレベルに最適な1台

最高販売責任者(CSO)であるサンドロ・ボタッツォ(Sandro Bottazzo)は、ミラノの工作機械専門見本市 BI-MU における S100 の発表に際して、「エントリーレベルの内面研削盤 S100 は、当社の幅広い内面研削ポートフォリオを理想的な方法で拡張します。」と述べています。

STUDER のすべての内面円筒研削盤と同様に S100 の研削盤ベッドは Granitan® 製です。優れた減衰挙動と熱的特性は、常に良好な研削結果、そして、広く知られている STUDER 精度の前提条件となるものです。開発の際には、オペレータが操作とメンテナンスを容易にできるように、連結されたコンポーネントの簡単かつ効率的な構成に特に注意を払いました。S100 に装備されている機能によって、補間する軸で作成する幾何学的に定義された基本形状および輪郭形状の研削加工にも適しています。

STUDER ユニバーサル内面円筒研削盤 S100

フレキシブルな装備でさまざまなワークピースに対応します

研削盤には、オプションで最大 2 本の内面研削スピンドル、または、1 本の内研スピンドルと 1 本の外研スピンドルを装備できます。固定式研削ヘッドに加えて、旋回単位2.5 度の手動旋回式研削ヘッド、および、最高の拡張レベルでは 旋回単位1 度の自動旋回式研削ヘッドを装備できます。グリース潤滑仕様の内研および外研ベルト駆動式スピンドルの駆動は同期モーターで行います。研削盤の操作は Fanuc コントロール 0i-TF PLUS と実証された STUDER オペレーティングシステム経由で行います。

S100 のもう 1 つの特長は自動化向けのオプションです。ご要望があれば、ローディングインターフェースと自動操作ドアを装備できます。こうすることで、自動運転と大量生産を実現可能にします。

S100 が対応できる典型的なワークピースとしては、例えば、工具製造向けのコレット、ベアリングリング、ボールベアリング、シリンダー、少量生産の油圧式シリンダーなどがあります。フランジ部品の外面および内面加工や、ねじまたは非円形状の研削も可能です。

もちろん、S100 でも、STUDER の専門知識を有する信頼できるカスタマーケアがアドバイスと技術サポートを提供します。世界各地で 200 を超える専門担当者が従事しています。研削盤が寿命を通して高い信頼性で経済的に動作して、すべての要件を完全に満たすことを確かにします。Studer は 1912 年に設立されたスイスの会社です。110 年の研削における経験に基づく信頼性をお届けします。

S100 の技術データ:

  • 最大ワークピース長さ: 550 mm
  • 最大振回し直径: 425 mm
  • 最大内面研削直径: 180 mm
  • 最大直径 内面研削砥石: 63 mm
  • 回転数 内面研削スピンドル: 20,000/40,000/60,000 rpm
  • 最大直径 外面研削砥石: 400 × 40 × 127 mm F1N
  • ワークヘッドテーパ穴サイズ: ISO50/110 またはMT4/70
  • 研削盤寸法 幅 × 奥行 × 高さ: 約 3090 × 2090 × 1990 mm
  • 研削盤重量: 約 4500 kg
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