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レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観

ヒンターライン地方のトゥージスから、エンガディン地方のサン・モリッツを結ぶアルブラ線と、サン・モリッツからイタリアのティラーノまでを結ぶベルニナ線。グラウビュンデン州を走るスイス最大の私鉄会社レーティッシュ鉄道が誇る約100年の歴史と伝統の鉄道路線と周辺に広がる風景が2008年7月7日に新しい世界文化遺産に認定されました。

 

アルプスの雄大な大自然を壊すことなく切り開いた驚きの鉄道技術、そして、その鉄道と見事に共存しつつ現代に残された美しい景観は、最も感動的な鉄道区間として、今も昔も多くの観光客に親しまれています。人気の絶景ルート“ベルニナ・エクスプレス”の路線で“グレッシャー・エクスプレス(氷河特急)”の一部区間でもあります。

 

世界遺産エリアには接続路線のサメーダン=ポントレジーナ間も含まれています。

 

アルブラ線 Albula Line <トゥージス=サン・モリッツ>

1898年に着工し、1904年に開通したアルブラ線。作業員の前に次々と立ちはだかったアルプスの難所を、数々の石橋やトンネル、カーブをつくりあげることで、ひとつひとつ克服していきました。高さ65mの印象的なランドヴァッサー橋、ベルギューンからのプレダまでの約400mの高度差を調整する5つのループトンネル、ライン川とドナウ川の分水嶺でもあるアルブラ峠を越える長さ5866 mのアルブラトンネルなど、まさに鉄道技術の傑作といわれています。まるでアトラクションのような鉄道に乗って、美しい自然の中に素朴な村々が点在するアルブラ谷の情景を車窓から存分にお楽しみください。

 

ベルニナ線 Bernina Line<サン・モリッツ=ティラーノ>

1910年に開通したベルニナ鉄道(現・レーティッシュ鉄道ベルニナ線)は、歯車を使ったラック式鉄道ではなく、一般的なレールを使った鉄道でアルプス最高地点を走る鉄道として、すぐにその技術が大きな話題となり、後につくられるさまざまな鉄道計画のモデルになったといわれています。万年雪を冠った4000m級のベルニナ山群の名峰や氷河が輝くアルプスの世界から、葡萄畑や栗林に囲まれた素朴な谷を越え、イタリアまでの縦断ルート。2253mから429mまで高低差を結ぶ絶景の連続です。

 

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2022年10月29日、世界記録が達成されました。全長1906mの記録的に長い列車は、土曜日の午後、グリソン州のプレダから世界的に有名な高さ65mのランドヴァッサー高架橋の上を走行しました。所要時間は1時間で、列車の重量は2990トンでした。

 

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